加齢とともに「疲れやすくなった」、「太りやすくなった」と感じている人は、ミトコンドリアの働きが悪くなっているかもしれません。私たちがイキイキと健康的に生活するために、ミトコンドリアは必要不可欠です。年々、知名度が高くなっているミトコンドリアにはどのような働きがあるのか、確認してみましょう。

ミトコンドリアの働き

健康に気をつかう人の中には、「ミトコンドリア」について耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか?ミトコンドリアは私たちの細胞の中に含まれ、栄養素をエネルギーに変換してくれています。研究が進むにつれ、ミトコンドリアは私たちの健康に様々な影響を与えていることがわかりました。

エネルギー生産の仕組み

ミトコンドリアは、タンパク質、糖質、脂質といった三大栄養素を生命活動に必要な物質「ATP」に変換しています。食事で摂取された栄養素は分解され、細胞内のミトコンドリアに取り込まれます。そして、TCAサイクルと呼ばれる化学反応を起こす過程で、ATPを生み出しているのです。
また、ミトコンドリアの中だけでなく、内膜でもATCが生み出されています。TCAサイクルの途中では水素も生み出されており、その水素を電子伝達系に移行することで、ATPが作られているのです。

しかし、健康的な生活をおくるためには、三大栄養素よりもビタミンやミネラルが重視された製品や情報が多くみられます。これは、ミトコンドリアがTCAサイクルでエネルギーを生み出すために、補酵素が必要となるからです。
食事などで摂取したビタミンやミネラルは、TCAサイクルの中で物質を変換する機能を補助する補酵素として働きます。三大栄養素で摂取した栄養は、単体では化学反応を起こせないものもあります。そのため、補酵素が化学反応を補助し円滑にATPに変換しているのです。
食事を摂っていても、円滑にエネルギー変換ができないと、体に異常が出やすくなります。そのため、サプリメントなどでビタミンやミネラルを補うような商品が多く販売されているのです。

ミトコンドリアが果たす役割

ミトコンドリアは、全身の細胞に存在しています。特に、脳や肝臓、筋肉など活発に活動する臓器には、数百、数千といった多くのミトコンドリアが含まれていることがわかりました。その中で、ミトコンドリアは以下のような役割を果たします。
・機能の活性化
・体内の毒素を排出するサポート
・筋肉の発達と機能のサポート
・アンチエイジング効果
・体力の向上など

こういった役割があるので、ミトコンドリアは健康や美容の面で注目されているのです。

中高年に注目されるミトコンドリアの働き

ミトコンドリアは、加齢とともに減少していきます。昔のように動けなくなった、太りやすくなったと感じるのはミトコンドリアの減少も要因かもしれません。
中高年に役立つミトコンドリアの役割として、老化防止とダイエットに注目してみましょう。

老化防止

同じ年齢でも、若々しい見た目や体力を保っている人がいませんか?そういった人は、うまくアンチエイジングができているのでしょう。
アンチエイジングは見た目の若返りだけでなく、身体の中から若返りを目指すことが基本です。目に見えない細胞レベルで、アンチエイジングを行うために必要となるのがミトコンドリアなのです。

老化防止を効果的にさせる習慣

【運動】
アンチエイジングを行ったことがある人は、「運動をすることで、細胞レベルで体を若返らせる」と聞いたことがあるかもしれません。実は、活発的に運動している人は老化を遅らせ、実年齢より10歳程度細胞レベルで若いことが科学的に明らかになっています。
30分~40分のランニングを週5回続けると、体が多くのエネルギーを必要とします。ミトコンドリアはエネルギーを必要とすると増殖すると言われており、数が多いとそれだけ多くのエネルギーが生み出せます。細胞にエネルギーがあふれることで、若々しい体を手に入れることができるのです。

【深呼吸】
運動が苦手、病気などで走るのが無理だという人は、呼吸法でミトコンドリアを活性化させましょう。
ミトコンドリアがエネルギーを生み出すには、栄養だけでなく酸素が利用されます。深く呼吸をして、細胞の隅々にまで酸素を取り込むことでミトコンドリアが活性化されるのです。
・深呼吸のやり方
1.お腹を膨らませるイメージで、鼻からゆっくりと空気を取り込みます。
2.限界まで吸い込んだら、数秒息を止める
3.お腹の空気を出し切るように、口から息を吐きます。できるだけゆっくり、しっかりと吐くようにしてください。

老化防止を効果的にさせる食事

【レスベラトロールを含む食事】
ぶどうを皮ごと食べると若返ると言われています。これは、ぶどうの皮に含まれる「レスベラトロール」と私たちの身体の中にある「サーチュイン遺伝子」が関係しています。サーチュイン遺伝子は長寿遺伝子とも呼ばれ、老化を防止ができると言われています。サーチュイン遺伝子が活性化すると、古くなったミトコンドリアを生まれ変われせる自食作用が行われます。それが、細胞の若返りにつながっているのです。
レスベラトロールはサーチュイン遺伝子を活性化させます。ぶどうの皮やワインに多く含まれていることがわかっているので、ぶどうを皮ごと食べると若返ると言われているのです。

【ウーロン茶ポリフェノールを含む食事】
ウーロン茶ポリフェノールには、ミトコンドリアを活性化させる効果があるという研究結果がでました。また、抗酸化酵素である「SOD」の働きを高めることもわかっています。
つまり、ウーロン茶ポリフェノールを摂取することで、エネルギー効率を高め、体の酸化を抑えて老化を防止することができるのです。3食の食事のなかで、1食でもウーロン茶を取り入れるだけで、効率よく摂取できるので、是非試してください。

ダイエット

私たちがエネルギーを作るときは、食事から摂取した糖質をつかう「糖質代謝」と、脂質をつかう「脂質代謝」を切り替えながら生活しています。
そして、脂質代謝で脂肪の燃焼をするのは、主に体の中のミトコンドリアで行われます。ダイエットをしているのに中々痩せない人は、ミトコンドリアの機能障害により、上手く脂質代謝ができていないかもしれません。生活の中で、ミトコンドリアの働きを改善できる習慣がないか見直してみましょう。

ダイエットを効果的にさせる習慣

【プチ断食】
断食は脂質代謝を促すために、有効な方法です。糖分が不足すると、エネルギーを生み出すために脂肪が使われます。食事を摂取しないことで、血液中に糖分がなくなり、強制的に脂肪を燃焼させることができるのです。
また、ミトコンドリアは、エネルギーが不足すると増殖することがわかっています。お腹がすくとミトコンドリアがエネルギー不足を感知し、増殖するのです。そのためには、1日における摂取カロリーを3分の1程度にすると効果が期待できるでしょう。

【サーキットトレーニング】
ウォーキングよりも短期間で脂肪を燃焼させたいなら、サーキットトレーニングが効果的です。
サーキットトレーニングとは、無酸素運動と有酸素運動を交互に繰り返す運動方法です。まずは、無酸素運動を行い、ミトコンドリアで脂肪をエネルギーに変える酵素を活性化させます。その後、酸素をたくさんとりこむ有酸素運動をすることで、脂肪を多く燃焼させるのです。例として、下記のような方法があります。

・全力疾走を数十秒続けたら、ウォーキングを数十秒するといった運動を繰り返す
・筋トレのあとに踏み台昇降を行うなど、きつい運動と軽めの運動を交互に繰り返すのです。

また、サーキットトレーニングでは、ミトコンドリアを増殖させる成分が分泌されるメリットもあります。ミトコンドリアが活性化し脂肪を燃焼するだけでなく、数が増えることで代謝も向上していくのです。

ダイエットを効果的にさせる食事

【酵素を含む食事】
酵素は、ミトコンドリアがエネルギーを生み出すために必要となります。そのため食事で積極的に摂取すると良いでしょう。酵素を多く含む食品は、生野菜や果物と言われています。ダイエットで生野菜や果物を多く含む食事のメニューが考えられているのは、カロリーコントロールだけでなく、痩せやすい体づくりにも役立っているのです。
また、酵素は細胞の中に存在するため、すりおろすことで細胞膜が破れ、より効率的に摂取できます。大根おろしやジュースなどは酵素を摂取しやすくなるのでおすすめです。

【ALAを含む食事】
ALAとは、エネルギーを生み出すアミノ酸のことです。ミトコンドリアに取り込まれることで、効率よくエネルギーを作ることができます。ALAはイカ、タコやほうれん草などに多く含まれています。また、加熱しても大丈夫なため食事で摂取しやすい成分といえるでしょう。また、食後の血糖値の上昇を穏やかにする効果も期待できます。

ミトコンドリアを活性化させて若々しい体を手に入れよう!

ミトコンドリアは全身の細胞に含まれ、私たちが生活するためのエネルギーを作り出します。
加齢とともに減少するミトコンドリアを活性化させ、数を増やすには日々の生活の中で意識的に行動することが必要です。怪我や病気などで体を動かすのが難しい人は、呼吸法やサプリメントなどで活性化させるよう試してください。

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