原因のわからない急なしびれ。姿勢や体勢が悪いわけでもないのに起こる、謎のしびれは病気が関係しているかもしれません。
しびれが症状としてあらわれる病気のひとつである「関節リウマチ」は、多くの女性が発症し、男性と比べ5倍の患者数がいるとされます。ここでは、なぜしびれが起るのか、どういったしびれが病気の症状としてあらわれるのかを紹介していきます。

正座をしたわけじゃないのに…足のしびれの原因

食事中や雑談中、正座などで長時間同じ姿勢を続けていたわけでもないのに、立ち上がろうとすると足がしびれていることはありませんか?足を圧迫している気はないのに、しびれている。なぜ、そういったことが起こるのかを調べてみましょう。

しびれが起こるメカニズム

しびれとは、感覚が鈍い、ビリビリとした異常な感覚があるなど、動かしにくい状態で該当する症状や、頻度が多いほど悪い状態となります。原因は様々ですが、「血流が悪くなった」「神経が圧迫された」ときに起こると考えられています。動脈硬化や血管の閉口など血管に異常があり、血行が悪くなっているときや、脳から手足への指令を届ける神経に異常があるときに、しびれが引き起こされます。
身近な例をあげると、正座があります。和室などで正座をすると、自分の体重で足の神経や血管を圧迫し、血のめぐりや脳から足への神経伝達が阻害されます。だんだんと足がしびれて、最終的には立ち上がろうと力を入れても、上手くいかずによろけてしますのです。
姿勢により、身体の部位を圧迫したことでおこるしびれは、一時的なものとなります。正座をしてもいないのに、立ち上がる時に足がしびれるのであれば、何かしらの病気が原因となっているかもしれません。症状として足のしびれがでる病気とは何か確認しておきましょう。

足のしびれと関係のある病気

原因のわからない足のしびれ。病気が原因だとしたら、いったいどういった病気があるのでしょうか。

足のしびれが関係する病気

腰椎椎間板ヘルニア

人の体を支えている背骨。背骨の前方に錐体(すいたい)があり、錐体の間にクッションとなる椎間板があります。腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニアは、椎間板のなかにある軟骨が飛び出し、神経が圧迫される病気です。典型的な症状として、痛みとしびれがあります。

脳梗塞

脳梗塞(のうこうそく)は、血管の詰まりなどが原因で脳の血のめぐりが悪くなる病気です。そのため、脳へ酸素や栄養が十分に届けられません。前兆として、身体の片側の手足のしびれやマヒしたような感覚があります。脳と手足の情報を伝える神経に異常がでるので、何かを身につけているような、鈍い感覚のしびれがでるようです。そういった時は、脳梗塞を疑ってください。

糖尿病

高血糖状態が続くことで、血管が傷み、血の流れが悪くなります。その結果、合併症が進行し痛みなどの感覚異常が引き起こされます。初期症状では、手は無症状の場合が多く、足裏や足先の痛みやしびれなどの不快感からはじまります。症状が悪化すると、日常生活に支障がでるほど、痛みが強くなるため、足に異常な感覚がみられる人は注意してください。

関節リウマチ

関節リウマチは、細胞の間にある結合組織や、血管に炎症が起こる病気です。関節の症状と関節以外の症状があり、関節の症状としては、手足のこわばりや腫れ、痛み、関節の変形などがあります。関節以外では微熱や疲労感など、全身に症状があらわれます。悪性のものは血管の炎症が重症化し、しびれや感覚マヒが症状としてみられるので注意しましょう。これは、発症後1年以内に症状が進む病気なので、早期治療が重要となります。

こんなしびれのときはお医者さんに相談

圧迫した記憶がないのに、下記のようなしびれが続いているのであれば、病気を疑った方が良いかもしれません。
・片側の足だけしびれている
・靴下をはいているような鈍い感覚があるしびれ
・おしりからふくらはぎにかけてのしびれ
・両足の先、くるぶしから下がしびれている
・腰から膝にかけてしびれている
・一時的なものではなく、何度もおこるしびれ

足のしびれとリウマチ

足のしびれでも判断しづらい病気に「関節リウマチ」があります。発症のピークは30代~50代とされ、女性の方が発症しやすく、男性の5倍の確率で発症すると言われています。出産後や閉経前後の女性は、ホルモンバランスが変化しやすく、自己免疫の働きが悪くなります。そのため、子供を産んだ後、子育てで忙しい時期に、手足のこわばりや痛みなどの症状に気づき、関節リウマチと診断される女性が多くいるのでしょう。
関節リウマチの代表的な症状は、手足のこわばりや腫れ、炎症による関節の痛み、手足の指の変形です。手の痛みや腫れは生活にも影響しやすく、発見しやすいといえます。しかし、手の腫れや痛みが気になり受診された人の中にも、詳しく検査をすると、痛みのなかった足の方が、リウマチの症状が悪化していることもあるようです。医師が話を聞いてみると、つま先に違和感や、足先のしびれがあったと、軽度の症状を自覚している人も多くいます。
また、足の指が変形する症状が知られる外反母趾。この病気も女性に多く見られる病気ですが、関節リウマチが原因となっているケースがあります。炎症が進行したことにより、関節の軟骨が破壊されて、骨のずれや変形が起こるのです。

関節リウマチに気づく

関節リウマチの初期症状として、下記のような症状があります。

1.起床時に手足がこわばる、関節が痛むなどの症状があり、しばらく動かしていると楽になる
2.手足のこわばりや痛みで、生活に支障がでる
3.左右対象の関節に、腫れや痛みがある
4.長期的な全身の疲労感、微熱、食欲不振などの慢性的な不調

痛みが続くと不安になる人でも、微熱やしびれではあまり気にしないようです。しかし、軽度の症状でも異常のサインとなるので、身体の違和感が続くようなら、一度病院を受診したほうが良いでしょう。

リウマチの合併症でしびれの症状が出てくることも

炎症が起こりやすい関節は、手足の指や、手首足首だけではなく、首や肩、股関節などがあげられます。始めは左手の指だけ、右の足首だけなどバラバラに症状がでますが、だんだんと左右対称に症状が感じられるようになります。炎症が続くと、関節の軟骨を破壊し、関節が変形することもあります。そうなると、手足を動かしづらくなり、日常生活に支障がでますし、症状が自然完治することはありません。
初期症状に身体のだるさや微熱がみられるので、風邪と勘違いすることも多い病気です。微熱が長いこと続き、身体の節々が痛み、動かすことが辛いときは医師に相談してみましょう。

関節リウマチは全身疾患

リウマチとはギリシャ語で流れるという意味があります。関節だけでなく、皮膚や肺、血管にいたるまで身体の様々な部位に障害が現われる全身疾患であることから名前がついたのです。関節リウマチからくる合併症の例は下記の通りです。

・皮下結節(ひかけっせつ)
・血管炎(けっかんえん)
・心膜炎(しんまくえん)
・胸膜炎(きょうまくえん)
・肺線維症(はいせんいしょう)
・末端神経炎(まったんしんけいえん)
・シェーグレン症候群
・アミロイドーシス
・貧血

どの合併症でも早期発見・治療が大切なので、関節リウマチをお持ちの方は、ちょっとした違和感でも主治医に相談することをおすすめします。

昔から関節リウマチを患っている人

合併症の一つである「末端神経炎」は、10年以上関節リウマチを患っている人に多くみられます。症状としてみられるのは、末端神経が傷ついたことによる、手足のしびれです。通常は左右対称に症状がでますが、部分的にしびれる場合もあります。比較的高齢の方に多くみられ、完治する場合も多い合併症です。
また、最近では医師の研究に基づき、辛いリウマチの症状を緩和できるサプリメントも開発されているようです。手足のこわばりや関節の痛み、しびれが気になる方は試してみるのも良いかもしれません。

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安静にしていても続くしびれは念のためお医者さんへ

しびれは神経や血管に異常が発生すると起こります。正座などで、体の部位を長時間圧迫したのであれば、一時的なものなので心配しなくても短時間でしびれは治まるでしょう。しかし、しびれが一時的なものではなく、なかなか治まらない、何度も繰り返し起きているようであれば病気の可能性を疑ってください。痛みがないからと軽く思っていると、症状が進行し合併症を引き起こすこともあります。
特に女性は、産後にホルモンバランスがくずれ、自己免疫力が下がります。そのタイミングで関節リウマチを発症される人も多いので注意しましょう。しびれは身体に異常があるサインです。病気の早期発見の為に、原因の分からないしびれが続くのであれば、医師に相談してみましょう。

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